Archive

Archive for 5月, 2008

「確立されたブランド」と「これからのブランド」のWEB戦略の違い

5月 23rd, 2008
コメントは受け付けていません。

大前提としてWEBプロモーションを行う上で、WEB戦略やコンセプトがそれぞれあると思います。
その中でこのサイトと同じようなイメージとか、このブランドと同じことをやりたいということも多々あります。
しかし、ただカッコイイからとか、おもしろいからということで同じようなことをやるのは危険かもしれません。

例えば、よく話題になりやすいのはラグジュアリーブランドのWEB戦略です。
ファッション週刊誌WWDジャパンに「ラグジュアリーブランドのインターネット活用術」という特集が記事でありました。
ヴィトンセリーヌカルティエなど、大御所が次々とEC(インターネット通販)をはじめだし、今後もラグジュアリーブランドのECは拡がっていくことでしょう。

vuitton.jpgceline.jpgcartier.jpg


その流れに乗ってECサイトを開始するブランドや会社も増えてくることは予想するに難くありません。

ECサイトを始める上で、ラグジュアリーブランドのECサイトを参考にすることは悪いことではありませんが、目的をどこに置くかで、参考にすべきでない場合があります。

そもそもラグジュアリーブランドのECサイトを見る限り、一番の目的としているのは顧客満足の部分に比重を置いているように思います。
家の近くにお店がないお客様にも商品をお届けできるようにということや、WEBを使った新しいコミュニケーションの店舗というように考えることもできます。

新たにECサイトを立ち上げる際に同様な目的を持っているのであるならば上記ECサイトを参考にするのは大いに良いかと思いますが、もし目的が「売上」という部分であったとしたら上記ECサイトは参考にすべきではありません。
結論から言えば実際に売れているECサイトを参考にすべきです。

かっこいいから、おもしろいから、ということも重要ですが、まずはWEB戦略を考える上で目的を明確にし、目的を達成するための流れを考えることをが良い結果に結びついてくるのではないでしょうか。

増田智士 WEBマーケ&プロモ , , ,

ブランド携帯とファッション

5月 20th, 2008
コメントは受け付けていません。

韓国電子メーカーを中心に続々とブランド携帯電話が発表されています。
代表例としては、

▼プラダ携帯(LG電子)
prada_lg.jpg
厚さ12ミリというスリムなボディに、タッチセンサー内蔵の3インチ液晶をメインディスプレイとして搭載した端末だ。従来のダイヤルキーを完全になくし、 主な操作をタッチパネルで行う点が最大の特徴となっている。Flashアニメを使用したユーザーインタフェースや着メロなどの内蔵コンテンツはPRADA との協力で開発されたオリジナルのもので、本体だけでなく付属の皮ケースにも「PRADA」のロゴが刻み込まれている。


▼D&G携帯(モトローラ)
dg_moto.jpg
「Motorola D&G」は、他のRAZR V3i同様に、Bluetooth、1.23メガピクセルのカメラ、ビデオのキャプチャおよび再生機能、そしてiTunesソフトウェアを搭載する。
専用の壁紙、スクリーンセーバ、MP3の着信音、アニメーション、そしてD&Gがデザインした金のペンダントも付属する。

▼アルマーニ携帯(サムスン)
armani_sumsung.jpg
基本スペックは2.6インチ26万色QVGAタッチスクリーン液晶、Bluetooth 2.0 (ステレオで音楽が飛ばせるA2DPプロファイルサポート)、microSDスロット、3メガピクセルカメラ、AAC/MP3/WMAやH.263, MPEG-4といったメディア再生、インターネットブラウザ。通信方式としてはiPhoneとおなじくGSM+EDGE携帯です。2.6インチという画面 からおおよそ把握できるサイズは87.5 x 54.5 x 10.5mm、重さ85g。

どれもデザインはもちろんのこと、それ以上に革新的な機能面で驚かされます。
アルマーニ携帯に関してはディスプレイをタッチすると、まるでボタンを押した感覚を体験できるそうです。

ブランドのプロモーションは紙や映像媒体からインターネットへ。さらにはモバイルへと進化しています。
ファッションという言葉を広義でとらえれば、ライフスタイルそのものがファッションであり、それに関わる全てのものがプロモーション道具になりえます。
今回の携帯電話はまさしくその一つと言えますね。

増田智士 モバイル

ファッションにトレンドがあるようにWEBにもトレンドがある

5月 19th, 2008
コメントは受け付けていません。

ファッション業界を仕事にする上で重要なことの一つにトレンドを読み解くことがあります。
大抵の場合過去のサイクルから読み解くことが多いと思いますが、
WEBも同様に過去の傾向やトレンドをみて、今後の流れを予想します。
WEBの流れを読む指標として最も重要なものが検索キーワードです。

もし過去の検索キーワードの推移が時系列でわかれば、WEB戦略はもちろん、
リアルな市場でもかなり活かせます。

一つのキーワードを例にとりましょう。
2007年度「セール」というキーワードが最も検索された時期はいつでしょう?
もし上記がわかれば、通販サイトであればいつ頃からセールを打ち出せばいいのか、
リアルの店舗でも同様にセール打ち出しの最適な時期を見極めることが可能となります。

これを可能とするツールをご紹介します。
Googleが提供するGoogle Trendsです。

sale.jpg

左の画像を見て頂ければ分かるかと思いますが、時系列でセールというキーワードの盛り上がり方が、一目瞭然です。
やっぱりセールのシーズンになると極端に検索数が上がりますね。
さらに地域で絞ったり、月や年ごとに絞ったりできるので、より細かくターゲットを絞ったマーケティングに活かせます。

【左図:地域で絞る 右図:年月で絞る】

city.jpgyear.jpg
Google Trendsを使いこなせばWEBでもリアルでもマーケティングに役立つこと間違いなしです。
検索キーワードの盛り上がり度は一般ユーザーの声(ニーズ)と同義ととらえた上で、活用して頂ければいいのではないでしょうか。

増田智士 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース ,

世界を席巻するUNIQLO(ユニクロ)のWEBプロモーション

5月 13th, 2008
コメントは受け付けていません。

日本のアパレル業界でWEBに一番力をいれているのは間違いなくUNIQLOでしょう。
特にネット上でバイラル的に広がるWEBプロモーションには目を見張るものがあります。
UNIQLOが打ち上げたWEBプロモーションの中で、UNICLOCKがありますが、
世界の3大広告賞のひとつであるニューヨーク One Showでインタラクティブ部門のグランプリに輝きました。

【UNIQLOCKのブログパーツ】

日本がグランプリを獲得したのは2004年のNEC「エコトノハ」以来のことです。
UNIQLOCKの閲覧数は世界で212カ国、1億アクセスを突破しています。
WEB上でのプロモーションの基本は広告という考えでなくコンテンツを創造する必要があります。
たとえ打ち出す側がコンテンツとしてつくったつもりでも、
少しでもセールス色が入ってしまうとユーザーはそのコンテンツをコンテンツとは認識せず、
広告として認識してしまいます。

皆さんもそうだと思いますが、広告として認識したものを他のユーザーと共有したり、
友達にすすめてみたりしますか?

UNIQLOCKのすごいところはセールス色をなくしつつも、
踊っている人たちの服が全てUNIQLOの商品で構成されているということです。
セールス色を少なからず出しているのにそれを広告とはユーザーは思いません。
コンテンツとして成り立っているのです。
広告なのにコンテンツとして成り立つというのは言葉にしたら簡単なようですが、
非常に難しいことです。

そんなこともあり、今回堂々のグランプリとなったのでしょう。
広告をコンテンツとして成り立たせたユニクロのWEBプロモーションに、
今後も注目していきたいですね。

増田智士 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース

香港ファッション事情

5月 8th, 2008
コメントは受け付けていません。

ゴールデンウィークに香港へ行って参りました。
香港はマンガ、J-POP、ファッションなど日本のカルチャーがとても浸透しています。
そんな香港のリアルタイムなファッション事情をお届けします。

まず、香港に進出している日本のファッションブランドを廻ったのでその一部ご紹介します。

A BATHING APE
ape1.jpgape2.jpg

いまやグローバルブランドにまで発展した裏原宿の立役者、A BATHING APEは香港でも大人気です。
土曜日ということもあり、行列を作ってました。
日本の青山店に香港バイヤーが買いに来るほど、香港でAPEは絶大な人気を誇ってるんですね。


UNIQLO
j-brand_uniqlo.jpg
ユニクロは言わずと知れたグローバルブランドですね。
香港でも日本同様、賑わってました。


MUJI(無印良品)
muji.jpg
ユニクロの下の階にはMUJI(無印良品)が入ってましたが、こちらも多くの人で賑わってました。
商品に貼られているパッケージシールや箱などは基本的に日本語のままでした。
日本語で書かれていることで日本品質を訴える、戦略なのでしょうか?


ギャラリードポップ(POU DOU DOU、tout a coup)
j-brand_pdd-2.jpgj-brand_tac.jpg
ビーズインターナショナルグループ(XLARGE、X-girl)j-brand_xl-1.jpgj-brand_xgirl-3.jpg

などなど、思っていたよりも香港に進出しているブランドがありました。
しかし、香港の日本ブランドに対するニーズはもっとあると思います。


セブンイレブン▼
j-brand_zassi.jpg
コンビニでファッション雑誌を見ると、そのほとんどが日本のファッション雑誌。
香港独自のファッション雑誌を見ても日本のブランド紹介が非常に多いです。
まだまだ、他国に比べ、世界への進出が少ない日本のアパレル業界。
おとなり韓国は国の支援を受けつつ、着々と中国を中心に世界へと羽ばたいていってます。
ファッションカルチャーは間違いなくどこよりも進んでいる日本。
国内市場が縮小し人口減少時代に突入している現状を考えても、世界へもっと目を向けるべきでしょう。
5年後の香港・中国に日本のブランドがあふれかえっていることを願うばかりです。

増田智士 世界のファッション事情 ,