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「原宿ファストファッション激戦」から見る今後の展望

5月 11th, 2009

昨年末、原宿明治通り沿いに「黒船」H&Mが出店したのを皮切りに、規模を拡大したTOPSHOP、ポイントの大型複合店コレクトポイント、そして先日のFOREVER21と、原宿というファッションの聖地に国内外から次々と大型店が出店されました。都内最大級であるユニクロ新宿西口店のオープンも含め、ここ数ヶ月の激動は「ファストファッション」が消費者の価値観に変化を与え、その存在が受け入れられていることを証明しているのでしょう。

これら「ファストファッション」ブランド共通の特徴は、トレンドを逃さない商品投入のスピート感と、圧倒的な規模の論理による効率的な生産ですが、これらは従来の日本のファッションビジネスから見れば規格外のレベルであり、まさに今日の日本のファッション業界は、「黒船」の襲来により大転換を迎えた幕末の日本と同様、大きな構造改革の時を迎えているといえます。

では、日本のファッション業界はこの構造改革をどう乗り越えていけばいいのでしょうか。

巨大な「黒船」に屈しないためにどうすればいいのか。そのためのツールの一つとして考えられるのが、世界一とも言われる日本の情報通信基盤、つまりインターネットを活用したビジネス展開です。インターネット普及率(モバイル含む)が約90%という状況でありながら、日本のファッション業界はこのインターネットをビジネスに活用しきれていません。まさに「MOTTAINAI」状況なのです。

ただ、同様に「黒船」達もまだまだ日本国内でインターネットを活用できているとはいえません。H&MやTOPSHOPは公式サイトでの通販を展開しておらず、FOREVER21も通販を展開していながら「FOREVER21 通販」で検索しても、現時点ではGoogle・Yahoo!検索結果の1位はおろか、1ページ目にも登場しないのです。(Yahoo!は英語サイトのみ1位に表示)

低価格とトレンド性を兼ね備える「黒船」達に実店舗のみで真っ向から戦っていこうと思うと、その先にあるのは困難な道かもしれません。しかし、インターネットというツールを最大限に活用し、「黒船」達とは違う海で戦うことを選べば、その先には大きな可能性が見えるのではないでしょうか。

もちろん、インターネットを活用すれば全ての問題が解決されるというわけではありません。魅力的な実店舗があってこそインターネットが活用できるのです。ただ、ファッション業界に訪れたこの先の見えない暗闇のような構造改革の中で、インターネットというものが暗闇の出口に導く一筋の光になり得るのではないか、そして、そのために自分が貢献できることは何なのか、ということを日々考えているのです。

栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ

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