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Archive for 5月, 2009

「無料」ツールを活用して日々の業務の手助けに

5月 18th, 2009
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こんにちは。1週間ぶりの投稿です。栗山です。
今後も毎週月曜日の更新を担当させていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。

さて、先週の記事ではファッション業界が迎えたこの構造改革を乗り越えるための手段のひとつとして、インターネットの活用を挙げさせていただきました。

では具体的にインターネットを使ってどんなことができるのでしょうか?

もちろん魅力的なウェブサイトを構築し、SEOやアクセス解析、メールマガジン、モバイル、ブログなどを活用することによって、ECやプロモーション、ブランディングなどを効果的に行い、最終的な売上アップに繋げることは可能でしょう。これらは現在もそうですが、今後、より欠かせないものになっていくことは間違いありません。

ただ、これらには当然投資や時間が必要となり、そう気軽に行えるものでもありません。

そこで今回はもっと気軽に使えるインターネット上の「無料」ツールの中から、ファッション業界の日常業務の手助けになりそうな便利なツールをご紹介させていただきたいと思います。

Google Insights for Search

Google Insights for Searchは、Googleから広告主向けに提供されているツールで、指定したキーワードの人気度を時系列でグラフ化することができます。本来は広告主がどんなキーワードで広告を出すのが効果的かといったことを調査するためのツールなのですが、誰にでも使えるよう公開されており、キーワードの検索ボリューム(つまり、そのキーワードに対する消費者の関心)が「無料」で調べられるので、とりあえず利用してみるだけの価値はあるでしょう。

利用方法は、Google Insights for Searchにアクセスし、「All search terms」に任意のキーワードを入力することで、そのキーワードの検索ボリュームの変化を時系列で表すことができます。さらに「Add search term」をクリックし、もう一つキーワードを入力することで、入力した二つのキーワードの検索ボリュームの変化を比較することができます。今回はこのツールを日常の業務で活用する方法をご紹介します。まずは下の画像をご覧ください。

長靴vsレインブーツ
これは、2004年1月から2009年5月までの「長靴」と「レインブーツ」の検索ボリュームの変化を表したグラフです。青い線が「長靴」で赤い線が「レインブーツ」です。このグラフを見ていただければお分かりの通り、2004年時点では「レインブーツ」というキーワードは「長靴」に比べ圧倒的に検索ボリュームがありませんでした。これはそのまま、消費者の間に「レインブーツ」という概念がなかったということになります。その状況に変化の兆しが見えたのが2007年6月(グラフでいえば2007の数字の真上の部分)です。これまで大きな変化のなかったグラフが、ここで初めて例年より大きな山を描くようになりました。そして翌年2008年6月には、2007年6月よりもさらに3倍以上の検索ボリュームで、ついに「長靴」よりも上回る程の検索ボリュームとなっています。

このグラフからわかることは、消費者が「長靴」や「レインブーツ」に興味を持ち始める(グラフが上昇し始める)のは3月末から4月にかけてだということ、そしてそのタイミングは年々早まりつつあること、また、昨年の梅雨には「長靴」よりも「レインブーツ」の方が消費者の間で一般的であったこと、そして今年もすでに「レインブーツ」上昇の気配が見られているということ、などなど。もちろんこれらは肌感覚でもある程度理解できていることだとは思いますが、実際にこのように視覚化されるとより分かり易いですよね。

また上記以外にも、フィルター機能を使うことによって地域ごとの検索ボリュームを細かく調査したり、「レインブーツ レディース」と「レインブーツ メンズ」で比較することにより男女間での興味の差を調べたりすることもできます。

これだけでも商品企画やディストリビューションの参考にしたり、店頭での商品展開を考える上での一助にすることが出来るのではないでしょうか。とにかく「検索される=消費者が関心を持っている」ことなので、それさえ意識すれば他にもこのツールの活用方法が思い浮かぶかと思います。何はともあれ「無料」ですので、試しに自分の好きなブランドの検索ボリュームを見るというだけでも、使ってみていただければ何か新しい発見があるかもしれません。

さて、今回は思ったよりも長くなってしまいましたので、Google Insights for Searchのみの紹介となってしまいますが、他にもインターネット上には有料無料を問わず便利なツールが山のように存在します。今後も機会があれば便利なツールやその活用方法をご紹介させていただきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

栗山 芳季 Web活用術 ,

EC戦国時代~生き残るための3箇条~

5月 15th, 2009
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ECを本格的に始めようとしている企業、ECを強化しようとしている企業。

市場規模が年々拡大しているEC市場はまさに企業にとって大変魅力的なマーケットです。

しかし、EC市場が伸びている本当の理由はごく一部の大規模ECサイトの牽引によるものです。

右肩上がりに伸びているEC市場を数字だけで見てしまうと足元をすくわれてしまいます。

今、多くのECサイトが毎日のように立ち上がっては消えており、まさしく2009年はEC戦国時代。

その中で生き残るためにはいくつかのポイントがあります。

このポイントをおさえればきっとECの成功も近くなるのではないでしょうか。

大きく分けてポイントは3つあります。

【1】自社のポジションを知ること

【2】売上目標に対して十分な運用フローを構築すること

【3】ユーザー視点であること

まず最初に挙げた「自社のポジションを知ること」についてですが、

要は自社のポジションによって戦略が変わるということです。

例えば、ブランド力があるブランドと、ないブランドとでは、同じやり方をしてもだめですし、かといって競合ブランドだけを見てもだめです。

もっと広範囲にファッションという枠だけでなく、ジャンル問わず売れているサイトを見るべきだと思います。

売れているサイトには間違いなくそれに見合った土台や工夫がありますので、それを参考に取り入れてファッションという領域ではなくECという領域で自社はどこのポジションを取るべきかを考えるべきでしょう。

なぜECという領域で考える必要があるのかというとファッションという領域ばかりにこだわってしまうと逆効果な場合が多々あるからです。

例えば競合ブランドが●●を導入しているからこっちもすぐに導入だ!なんていう考えはこだわりというより見栄です。

競合に機能で勝ちたいのであればそこはこだわるべきですが、ECをやる意味はそこではないですよね。

なのでファッションという領域でECは考えてはいけないのだと思います。

次に「売上目標に対して十分な運用フローを構築すること」ですが、

これは読んで字の如く、目標の売上を達成するためには土台が必要ということです。

多くの企業は高い目標を掲げるかと思いますが、本当にそれを達成させるために本気で土台を構築している企業がどれだけあるでしょうか。

例えばお客様サポートや出荷フローなど、売上が上がれば上がるほど業務は多くなります。

最初の段階から目標の売り上げを達成させるために必要なリソース、土台というのは構築しておかなければ後で後悔することになってしまいます。

最後3つ目の「ユーザー視点であること」ですが、お客様商売をする上で最も重要な部分ということは誰しも認識している部分かと思いますが、意外とユーザーに優しくないECを構築しているケースを見受けます。

売れているサイトに共通している部分と言えば、ユーザーにとって「買いやすい」、「分かりやすい」、「安心」というキーワードが挙げられます。

ブランディングばかりに目を向けてしまって使いづらいECになってしまってはECをやる意味がありません。

サイト内で迷子になってしまうようなユーザービリティになってませんか?

画像の見せ方、サイズの表記の仕方などお客様の不安を解消する工夫は十分なされてますか?

ユーザー視点に立てば見えてくるものはたくさんあるのではないでしょうか。

EC戦国時代を乗り越えるためにひとつの考え方として3つのポイントを挙げましたが、これらはあくまで一つの考え方であり、もっと違った視点で成功されているECもたくさんあるかと思います。

実際に運用してみなくては分からない部分。理屈だけではうまくいかない部分もたくさんあります。

まずはトライアンドエラーを繰り返し改善や工夫をしていくための行動が成功への近道な気がします。

増田智士 WEBマーケ&プロモ

メルマガを制すものは勝利を制す?

5月 13th, 2009
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まずは、はじめまして。        
今回からこのブログに新規参入させていただきますヨコイと申します。
初回ということで、正直何を書いたら良いのか悩みましたが今回は「メルマガ」についてお話したいと思います。


「メルマガ」


今は新しいコミュニケーションツールもいろいろ面白いのが出ているし、メルマガはとりあえずどこもやっているからウチもやってるけど、正直メーラーに溜まっていくだけで埋もれちゃうんじゃないの?思ったような効果なんて出ないんじゃないの?なんて思っていたりしませんか?

メルマガを甘く見るなかれ!!

そもそも、メルマガの強みをご存じでしょうか?
メルマガの強みを把握した上で配信をしているかどうかで効果は違ってきます。

まず、サイトリニューアルやブログの更新なども重要ですが、そもそもそれらは受け身の媒体です。
どんなに素敵なサイトが出来ても、ブログを更新しても、お客様にサイトを定期的に見て頂けなければ意味がありません。


では、どうすれば良いのか??


そんな時こそメルマガの出番です!
メルマガのメリットは以下の3点。

・送りたい情報を送りたい相手に都合の良いタイミングで自分たちから直接発信出来る。
・サイトへお客様を誘導出来る。
・低コストである。


ウェブサイトが受け身の「静」的なツールだとしたら、メルマガは切り込み隊長のような「動」的ツールです。

メルマガはお得な情報を持って、お客様にサイトへ来てくれるように直接のアプローチを仕掛けるのです。

サイトへの誘導はメルマガがサイトへの導線を作ってくれているので、メルマガでお客様を「その気」にさせることが出来ればメルマガを通してお客様をサイトへ誘導することが可能となります。

実際に、弊社のお客様でもメルマガを上手に活用しているお客様はメルマガを配信した直後にサイトのPVが跳ね上がります。

サイトにお客様を誘導出来れば、ウェブマーケティングの基本「まずはお客様にサイトを見て頂く」の第一関門はクリアです。

どうですか?
メルマガを上手く活用できれば、いろいろとお得な結果がついてくるのです。

勿論、メルマガはただ配信すれば良いというものではありません。
お客様をその気にさせるのにはいろいろとコツがあるんです・・・・

ですが、それはまた次の機会に。
また次週水曜日にお会いしましょう ♪

ヨコイ WEBマーケ&プロモ

「原宿ファストファッション激戦」から見る今後の展望

5月 11th, 2009
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昨年末、原宿明治通り沿いに「黒船」H&Mが出店したのを皮切りに、規模を拡大したTOPSHOP、ポイントの大型複合店コレクトポイント、そして先日のFOREVER21と、原宿というファッションの聖地に国内外から次々と大型店が出店されました。都内最大級であるユニクロ新宿西口店のオープンも含め、ここ数ヶ月の激動は「ファストファッション」が消費者の価値観に変化を与え、その存在が受け入れられていることを証明しているのでしょう。

これら「ファストファッション」ブランド共通の特徴は、トレンドを逃さない商品投入のスピート感と、圧倒的な規模の論理による効率的な生産ですが、これらは従来の日本のファッションビジネスから見れば規格外のレベルであり、まさに今日の日本のファッション業界は、「黒船」の襲来により大転換を迎えた幕末の日本と同様、大きな構造改革の時を迎えているといえます。

では、日本のファッション業界はこの構造改革をどう乗り越えていけばいいのでしょうか。

巨大な「黒船」に屈しないためにどうすればいいのか。そのためのツールの一つとして考えられるのが、世界一とも言われる日本の情報通信基盤、つまりインターネットを活用したビジネス展開です。インターネット普及率(モバイル含む)が約90%という状況でありながら、日本のファッション業界はこのインターネットをビジネスに活用しきれていません。まさに「MOTTAINAI」状況なのです。

ただ、同様に「黒船」達もまだまだ日本国内でインターネットを活用できているとはいえません。H&MやTOPSHOPは公式サイトでの通販を展開しておらず、FOREVER21も通販を展開していながら「FOREVER21 通販」で検索しても、現時点ではGoogle・Yahoo!検索結果の1位はおろか、1ページ目にも登場しないのです。(Yahoo!は英語サイトのみ1位に表示)

低価格とトレンド性を兼ね備える「黒船」達に実店舗のみで真っ向から戦っていこうと思うと、その先にあるのは困難な道かもしれません。しかし、インターネットというツールを最大限に活用し、「黒船」達とは違う海で戦うことを選べば、その先には大きな可能性が見えるのではないでしょうか。

もちろん、インターネットを活用すれば全ての問題が解決されるというわけではありません。魅力的な実店舗があってこそインターネットが活用できるのです。ただ、ファッション業界に訪れたこの先の見えない暗闇のような構造改革の中で、インターネットというものが暗闇の出口に導く一筋の光になり得るのではないか、そして、そのために自分が貢献できることは何なのか、ということを日々考えているのです。

栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ

「シェア」という一つのトレンド

5月 8th, 2009
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ファッションマーケティング×WEBマーケティング ブログが再始動しました。

ブログシステムの不具合により、一時休止を余儀なくされてましたが、本日より再開することになりました。

今後ともファッションとWEBの観点から有用な情報を発信してまいりますのでぜひご購読のほど宜しくお願いします。

シェア

さて、本日はちょっと良い意味にも悪い意味にも捉えられる「シェア」という観点でお話ししたいと思います。

「シェア」という言葉が当たり前のように使われるようになりましたが、ファションにおいてもシェアというのが当たり前になる時代が来るかもしれません。

今、よく聞く「シェア」がつくキーワードを挙げると「ルームシェア」、「カーシェア」、「ワークシェア」などなど。

目的としては物や空間、時間を共有して費用対効果や効率性を上げるためにシェアをするケースが多いようです。

やはり今の不況の波のせいか、こういったキーワードをよく目にするようになりました。

今後もこの「シェア」の概念がもっと広がっていくとすれば、ファッション分野においてもいろんなシェアの形が出てくるかもしれません。

例えば、高級ブランドバッグなどのシェアだったり、もしくはファッションアイテムの個人間での物々交換などが当たり前のように行われるかもしれません。

この分野は実はかなり大衆化する可能性を秘めているようにも思います。

すでに現実に存在しているものもあります。

ご存知の方も多いかと思いますがシェアモがその代表例です。

高級ブランドにおいてもシェアでないにしてもレンタルという分野が確立されつつあります。

ブランドバッグは買うのではなく必要な時にレンタル。

確かにユーザーのニーズはありそうです。

同様に持っているブランドバッグを売りたくはないけど、持っててもあまり使わない。

ということでシェアをするという概念が広がっていきそうな気がします。

ファッションのWEB上での商流傾向でみても、当初は失敗するだろうと言われたこともあったオークションが発達したのと同様に大きな可能性を秘めているかもしれません。

ユーザーにとってはいろんな取引手段が増えることはいいことですが、売り手にとっては難しい悩みになりそうです。

増田智士 Webトレンド・ニュース