もはや一般ユーザーでも名前を知らない人はいないと言っても過言ではなくなってきたTwitter。「ツイッターの訪問者が750万人突破、mixiの1000万人に迫る勢い」とその勢いは留まることを知らず、一部のコアなユーザーから一般ユーザーへと、そのキャズムを超えた感があります。
そんなTwitterですが、今回は通常の使用法とは異なる活用方法をご紹介します。
【「Twitter検索」によるマーケティング・情報収集】
Twitterはその性質上、一般のウェブサイトやブログよりも消費者のストレートな感想が発信されやすいツールで、そのつぶやきを集めることで簡単なマーケティングに利用することができます。
そこで使用するのが「Twitter検索」。
入力したクエリ(キーワード)を含むツイートを時系列で一覧表示することができます。

上の画像はTwitter検索で「forever 21 松坂屋」と検索した際の検索結果。一部のみ掲載させていただいていますが、全体的に見ると、賛否両論あるものの店舗の中身についての内容よりも百貨店にファストファッションであるFOREVER21が入っていることに対してのコメントが多く、そのインパクトの大きさが伺えます。
このように、アンケートの自由記述欄のような内容で、アンケートよりもユーザーの「生の声」に近い情報が溢れているのがTwitterの特徴であり、どちらかと言えば定量的な分析よりも定性的な分析に向いていると言えます。
是非一度、自社の名称やブランド名、サービス名などを検索してみてはいかがでしょうか。
思わぬツイートから新たな気づき、発見が生まれるかもしれません。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース, Web活用術 twitter, WEBツール, WEBマーケティング
アニメーションや独自インターフェースでWEBサイトの表現力を飛躍的に向上させてきたFlash。ホームページ上でブランドイメージを表現するためには欠かせない技術となっており、実際に数多くのブランドサイトを中心にアパレル関係のWEBサイトでも多用されています。

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ところで、登場以来多くのWEBサイトで活用され続けてきたこのFlashですが、ここ最近「Flashが消える」と噂され、逆風に晒されていました。
その原因は以下の通りです。
【1】HTML5の登場
「Flashが消える」と言われる最大の原因はHTML5の登場です。HTML5とは次世代のHTML規格で、従来のHTMLでは不可能であった様々な表現を可能とし、これまでFlash意外では出来なかった表現も(ある程度までは)表現出来ると言われています。また、Flashの場合はAdobe Flash Playerに代表されるプラグインをインストールし、アップデートがあれば個別に対応しなければなりませんが、HTML5の場合はそれらの手間が省けます。その他様々な要因により、一部ではHTML5がFlashに取って代わると言われていますが、現実的には(現段階では)こちらの記事のように、Flashの方が表現力に長けており、どちらも一長一短あるため、少なくともしばらくの間は共存していく形になっていくのではないでしょうか。ただ、選択肢が今までのようにFlash一本ではなくなったというだけでも、WEBにおいては大きな進歩と言えるのかもしれません。
【2】SEO対策において不利であること
「表現力」(及びそれが可能にするブランドイメージの表現)という点においては上記の通りFlashにも優位点がありますが、「WEBマーケティング」という観点ではFlashを推奨することはできません。その最大の理由がSEO対策において不利であることです。検索エンジンはFlashファイルに記載されている文言を読み取ることが出来ず、文字がない(=キーワードがない=検索結果に引っかからない)ことから、検索エンジンでの上位表示を目指すためにはFlashの使用は厳禁であると言われていました。ここ数年の間にGoogleはFlash内のテキストまで認識することが可能になり、また内部のテキストよりも外部からのリンクの重要度が高まっていることから、Flashで構成されたサイトでも上位表示されることが可能にはなっていますが、それでもHTMLの方が有利であるという点に変わりはありません。
【3】セキュリティ上の問題
Flashはセキュリティホール(セキュリティ上の欠陥)が多く存在し、昨年から大手企業を含む数多くのサイトに被害を与えているGumblar(ガンブラー)も、Adobe Flash Playerなどの脆弱性を通じて感染する仕掛けが施されていました。
【4】iPhone、iPadへの非搭載
Appleのスティーブ・ジョブズCEOもFlashに対する批判を度々繰り広げており、ユーザーからの要望があってもiPhoneやiPadへのFlashの搭載は未だに対応していません。また、上記の批判は表向きで裏では政治的・技術的な要因があるとも言われておりAppleの真意は分かりませんが、WEB閲覧ツールとして確実にそのシェアを拡大しているiPhoneおよびiPadに搭載されないことは、Flashにとっては大きなマイナス要因となるでしょう。
上記のような理由から「消える」とまで噂されていたFlashですが、ここにきてGoogleがChromeブラウザにFlashを組み込む予定であるという発表がされ、今後の展開がまた読めなくなってきました。
Flashがブラウザに組み込まれることで、ユーザーはブラウザのアップデート時に無意識にFlashも最新版にアップデートし、常に最新の状態を維持出来ることになり、少なくともアップデートの手間やセキュリティ上の危険性は大幅に減少されます。HTMLを支持する立場にあるGoogleが、ブラウザ上ではFlashを組み込むという行動を取ったことは一見すると矛盾があるように見えますが、そもそもFlashとHTML5は対立する存在ではないという見解(もしくは単純なリスク回避)なのかもしれません。いずれにしても、アパレル業界において活用され続けているFlashが今後どのような展開を迎えていくのか、その行方を知ることはアパレル業界におけるWEB上の表現の未来を知ることに繋がりますので、今後の展開に注目しなければなりません。
栗山 芳季 Webトレンド・ニュース Flash, HTML5

先日、米国での発売日が4月3日(日本国内は4月末予定)と発表されたiPadですが、既に予約注文の受付が始まっており、初日(3月13日)の注文数が12万台(7500万ドル=約68億円)に達したそうです。
実物触ってなくてもiPad買います=米で予約注文数が1日で12万台【湯川】
この数値はAppleが公表したものではなく、あくまで外部の人間(投資家サイトのユーザーとのこと)が当日の注文番号などから推算した数値とのことなので12万台という注文数はあくまで参考に過ぎませんが、それでも初日だけで相当な数の注文がAppleに入ったことは間違いないでしょう。
上記リンク先の記事では、更に「AllThingsDigitalによると、RBC/ChangeWaveのアンケート調査では13%がiPadを購入する考えがあると答えており、iPhoneのリリース前の9%という数字を上回っているという。」としており、賛否両論あるものの、米国でのiPadへの期待は十分に高いものであることが伺えます。
そんなiPadですが、日本ではどのように普及していくのでしょうか。おそらく始めはビジネスシーンでの活用がメインになるかとは思われますが、個人的には一部の一般ユーザーを中心にiPhoneと同様バイラル的に広まっていくのではないかと考えています。もちろん、そのためにはやはりiPhoneと同様に一般層の心を掴むようなアプリの充実が不可欠ではありますが、その辺りは問題ないでしょう。むしろその画面サイズを活用した、iPhoneでも表現できなかった今までに体感したことのないようなアプリが次々と発表されていくのではないでしょうか。
当ブログではその様子を見守りつつ、今後もiPadおよびiPhoneのアパレル業界での活用に関する考察や事例、またユーザー目線での活用方法など様々な情報をお送りしていければと考えておりますので、今後もチェックをしていただければ幸いです。
栗山 芳季 Webトレンド・ニュース iPad, iPhone3G
2月9日、米Appleがオンライン店舗に関する特許を取得したようです。
Apple、アバターで買い物できるバーチャルストアの特許取得 – ITmedia News

この特許(米国特許7,660,749号)は2006年9月に出願されたもので、「オンラインストアでの訪問者の活動を表示する手法、システム、媒体」と題されている。オンラインストアを訪問している顧客が、アイコンやアバターなどの形でほかの顧客の活動を見られるようにする技術に関する特許だ。
どうしても「人(顧客・店員)の気配」が感じられず、どれだけ人気のあるサイトでもその盛り上がりが伝わり難くなってしまいがちなオンラインストアにおいて、顧客の姿や行動を可視化することでその問題をカバーしようという試みのようです。
たしかに自分がサイトに訪問した際に、他にもユーザーがアクセスしていることが分かり、他のユーザーがどのコーナー(商品カテゴリー)に集まっているのか、どんな商品を買っているのかなどが分かると、サイトや商品に対する安心感が得られ購買モチベーションが上がるような気がします。
もちろん現在でも顧客のアクセス状況を表示したり、レコメンドやレビュー等で自分以外のユーザーの存在を感じることは出来ますが、それがビジュアルで表現されればより一層効果は高まるでしょう。
また他にも店舗を3Dバーチャルで表現したり、顧客同士でコミュニケーションを取ることが可能ということで、例えばスタッフが常駐することでお客様への接客や質問(お問い合わせ)に対するリアルタイムな回答など、より実店舗に近い対応や表現がオンラインストア上で可能となり、結果として顧客経験価値の向上に繋がるツールになるかもしれません。
特にそういった「表現」や「見せ方(魅せ方)」という分野はAppleの専売特許ですので、まだ時期尚早ではありますが、今後の動向に注目していきたいと思います。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース EC, WEBツール, WEBマーケティング
1月27日、以前から噂されていたタブレット型コンピュータ「iPad」がAppleより発表されました。発表から数日が経過し騒動も一段落して参りましたので、今回はiPadに関する情報をまとめたいと思います。
そもそもiPadとは、平たく言えば「大きなiPhone」、または「iPhoneとノートPCの中間」といったイメージで、ほぼ全ての操作をタッチスクリーンで行い、3GやWi-Fiによる通信が可能です。以下の動画をご覧になって頂ければその概要が分かるかと思います。
個人的にはノートPC並みの画面サイズ(9.7インチ、解像度1024X768)を手の平で扱うことができ、また手に取ればすぐに使用可能な状態であるという点が何よりの魅力だと感じます。これにより、今までPCを操作する際に必要だった「デスクに腰を掛ける」「起動されるまで待つ」などの、ある種の「準備」が不要になり、思い立った瞬間にその場で行動に移すことが出来るのです。
最近、「iPhoneを持つようになってから自宅でPCに触れる機会が減った」という声を良く耳にするようになりましたが、iPadの登場はその現象をさらに加速させることになるかもしれません。これからのネットサーフィンは「ソファーに腰掛けながら」「ベッドに寝そべりながら」というスタイルがスタンダードになっていくのでしょうか。もちろんそれらはノートPCでも可能なことですが、前述の動画をご覧になって頂ければその違いは明らかでしょう。
そんなiPadですが、もちろん全てのユーザーのニーズを満たすことはなく、すでに以下のような記事も出始めています。
「『iPad』発表祭りが一段落し批判も続々 – japan.internet.com 携帯・ワイヤレス」
こちらの記事ではiPadに対する不満として「マルチタスク非対応」「Flash非対応」という点をピックアップしています。確かにこれらの機能、特にマルチタスク非対応という点は残念な部分かもしれません。また「カメラ非搭載」なども批判の対象になりやすい点でしょう。
また、こちらの記事「iPad日本版ページがオープン。3月から発売、iBooksの記述なし」にもあるように、Apple公式サイトでiPad日本語ページがオープンしたものの、目玉ソフトのひとつiBooks(電子ブックリーダー)に関する記述はなく、日本版には搭載されない可能性が高いようです。
以上のように、まだスタート地点に立ったばかりといった印象のiPadですが、『NTTドコモ山田社長、「iPadはiPhoneとは違う、積極的にやっていく」と明言:モバイル – CNET Japan』とNTTドコモもSIMフリーを視野に入れながら積極的な姿勢を示しており、今後どのような展開になっていくことになるのか、3月末の発売までまだまだ目を離すことが出来ません。
栗山 芳季 Webトレンド・ニュース, モバイル iPad, モバイルマーケティング