
SEO対策やリスティング広告を始めとする集客系の施策がWEBマーケティングにおいて必須項目となり、市場がある程度成熟し始めた昨今、次のステップとしてサイト内部の使い易さ(=ユーザビリティ)の改善を意識する傾向が高まっているように感じられます。
いくらお客様にサイトへ訪問していただいても、品揃えが悪い、商品が探し難い、必要な情報がない、ということではお客様の不満を募らせるだけで売上には繋がりませので、当然といえば当然の傾向だと言えます。
もちろん、日々商品を充実させたり、ナビゲーションを改善したり、アクセス解析ツールを使って人気のあるコンテンツ(お客様が求める情報)をより分かりやすい箇所に配置することなどは、WEBサイトを運営する上で欠かせない作業ですので、実際に取り組まれている方も多くいらっしゃると思います。
一方、ここで抜け落ちてしまいがちなのが、「ユーザーの目線に立ってみる」、すなわち「自分の目線を捨てる」ということです。
これがどういうことかと言うと、例えばサイトのフォントについて、「一般的なサイズが12~14pxくらいだから、うちも12pxにしよう」などと安易に決めてしまってはいませんでしょうか。
このサイズは多くのサイトで使われており、ユーザーが見慣れたサイズなので通常は大きな問題はありません。ただ、もしサイトの訪問者が比較的高年齢層である場合、文字の視認性が低く、お客様にストレスを与えてしまっている可能性があります。
これは年齢の経過による視力の低下により小さな文字が読み難くなることが原因ですが、フォントについてはサイズだけでなく色にも注意する必要があります。人間は加齢により色覚にも変化が現れ、青や緑が見えにくくなる、明度・彩度の低い色が見えにくくなるといった傾向があります。
最近のデザインの流行りとして、フォントの色を黒ではなくグレーにすることがありますが、これもサイトに訪れるお客様の年齢層によっては安易に採用してはいけない手法です。
またその年齢層ですが、総務省の通信利用動向調査によると、既にインターネットユーザーの過半数が40代以上になっています。ということは、平均的なお客様が訪れるサイトの場合、12pxでは過半数のお客様にとって読み辛いといった状態になってしまっている可能性もあります(あくまで傾向であり、必ずしも40代以上の方が12pxの文字を読み辛いと感じるわけではありませんが・・・)。
ユーザビリティについて考える際は、「自分が読み易いからといって、お客様も読み易いとは限らない」ということを常に頭の片隅に置いておくように心掛けたいところです。
もちろんこれだけでなく、他にも注意する点はたくさんあります。
例えばサイトの幅や高さ。会社ではデスクトップのPCを使っているケースが多いと思われますが、実際のお客様は自宅でノートパソコンやネットブックを使ってアクセスする場合もあります。また必ずしも画面を最大化して閲覧するとは限りませんので、自分が普段見ている領域よりもお客様の見ている領域ははるかに狭い可能性もあります。
特にページのファーストビュー(アクセスした際に何もスクロールせず見える範囲)はお客様の行動に大きな影響を与えますので、一般的なお客様がファーストビューでどの範囲まで見ているかを確認することは重要になります。
※統計的なデータによると、横1000px以下、縦550px以下で、それぞれ80%のユーザーをカバーできるそうです。(参考:ファーストビューは何pxまで? ブラウザの表示領域サイズ5年間の変化を大公開)
このように、サイトの使い易さを考える際は、自分の目線を捨て、お客様の目線に立って考えてみるということが重要になります。いま一度、お客様の目線に立ってみて、自分のサイトが本当に使い易いサイトになっているか確認してみては如何でしょうか。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Web活用術 アクセス解析, デザイン, ユーザビリティ

今回は、当ブログでも何度か取り上げているウェブ広告に関して個人的に気になっているお話をします。
■アドネットワーク広告
ここまで進化したアドネットワークのターゲティング広告最新事情
上記は少し前に当ブログで紹介したアドネットワーク事情です。
ターゲティングの性能が進化したとはいえ、費用対効果という点だけで比較すると、
やはりリスティング広告やアフィリエイト広告が優れていると言わざるを得ないでしょう。
そんな中、先日ジェイ・リスティング株式会社が国内初となる成果報酬型アドネットワーク広告を
テストマーケティングとして開始すると発表しました。(詳しくはこちら)
日本国内では、なかなか拡大しないアドネットワークですが、今回のような成果報酬型アドネットワークの
普及が市場を牽引するのではないかと感じます。
広告主からすると、これまでリーチできていなかったユーザーにサイトへの訪問を作ることができ、
かつクリック課金ではなく成果報酬ですので、おいしい所だらけの広告ですね。
ただ、懸念点としてクリック課金の広告をサイトに表示させていた媒体側で、
これをどう受け止めるのか疑問です。
つまりネットワークに加わる媒体の質と量が、今後の成果報酬型アドネットワーク普及の
カギとなるのではないでしょうか。
■スマートフォン広告
MMD調べによると、スマートフォン広告の提案時でネックとなるのは、「メディアに十分な配信実績がない」
「効果測定できないケースが多い」という結果が出ているようです。
もちろん大前提として対象サイトがスマートフォン対応していなければ、期待以上の成果が出ず、
クライアントの満足にはつながらないですよね。
ただ、月が経つごとに全体のセッションにおけるスマートフォンでのアクセスにおける割合が伸び続けています。
これは弊社クライアント全体を見ても言えることですので、ほとんどのECサイトにも言えることでしょう。
つまり、言い換えれば自社サイトをスマートフォン対応させ、かつ上記のようなまだまだ
競合の出稿していないスマートフォン広告の出稿をすることで、新規ユーザー(新規ユーザー)の
獲得が期待できるのです。
■ソーシャルバナー広告
話題性がある広告と言えば、先日mixiが本格展開させた「ソーシャルバナー広告」
実際この広告が流行るかどうか微妙なところですが、SNS広告の方向性の一つとなるのでしょうか。
ちなみに昨年12月に実施したトライアルをでは、通常のバナー広告と比較して
CTRが約6倍以上に達したようです。
ここから実際のコンバージョンにどれほど結びついたのか。。。
以上。
簡単ではございますが、いまどきの広告事情についてまとめてみました。
広告出稿の目的を明確にし、そのサイトに適したウェブ広告を出稿することは必要不可欠ですね。
今後もウェブ広告の動向には注意していきたいと思う今日この頃でした。
kamei WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース
本日発見した、とても衝撃的な見出しの記事。
「洋服は布切れ」とアパレルメーカーで言ってきた
((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル
職業柄、アパレル業界のお客様が多い私としては、冷や汗もんなのですが・・・。
以下、一部抜粋。
「洋服なんて布切れですよね」と言ったとき、会議室の空気は一変した。
確実に「連れてきて失敗だった」と思われただろうが、アパレル業界が扱っているのが
しょせん布切れであると意識しないと、ECサイトがうまくいくとは思えない。
確かに物質的に考えた場合、服は布切れに違いはないですよね。
まあでも、これは服に限った事ではなくて、全ては物質に置き換えられると考えられるので
「価値」という物はそれを構成している物質の+αな訳です。
要は、人はその
『物質の+αの価値に見合った金額』
にお金を払っているのですね。
そうやって考えると、ここで冒頭の
「しょせん布切れであると意識しないと、ECサイトがうまくいくとは思えない。」
の意味が理解出来てきます。
これは商売の基本だと思いますが
商品(物質)をただ、並べただけでは商売ではないのです。
そこに付加価値
- 商品の価値をお客様に伝えること
- 商品の価値に見合ったサービスをお客様に提供すること
- お客様が気持ちよく商品をご購入いただけるように気を配ること
これらの要素を満し、その商品の付加価値にお客様が満足して頂けて、
初めて商売としてオンラインショップ(店舗)が成り立つのです。
あなたのサイトは繁盛していますか?
ただ、商品(物質)を並べただけではないですか?
「オンラインショップの売り上げが良くなくてね・・・」
そんなあなたのサイト(店舗)は一番大事な商品価値が抜け落ちているのかもしれませんよ?
ヨコイ WEBマーケ&プロモ EC
今回はTwitterの話。
ベクトル子会社のPR TIMESが、「Twitterの利用動向調査」なるものを発表しました。
企業(ブランド)のTwitterアカウントをフォローしたことが「ある」と回答した人は約6割(61.4%)
結構いますね。
その中の理由としては以下の通り。

「ディスカウントやセール情報などのプロモーション情報を受け取るため」39.8%
「これから出る製品についての情報を知るため」28.8%
所謂、何らかの『お得情報』を知りたいんですよね。
かくいう自分も新作情報のチェックやクーポンを利用する為に使ってます。
だからといってただ頻繁に情報を流し続ければいいのか?
そうではないんですよね。
同調査の中にフォローした後に解除したことがあるのかをヒアリング、49.6%が「ある」と回答。
その中の理由を見ると明白になります。

特に多いのはこの2点。
「企業からのTweetが退屈な内容が続いたため」 41%
「企業からのTweetが頻繁にあり過ぎたため」 37.5%
twitterを利用している方でこのような思いをした方は少なくないと思います。
即時性があることはメリットなのですが、
1日の中で数を目の当たりにすると受け手側にマイナスイメージを与えかねません。
せっかくの鮮度高い情報が台無しになってしまいます。
1日の情報発信に上限を設けるなど、
飽きさせない為には、一定のルールが必要になるでしょう。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース, Web活用術 twitter, ソーシャルメディア

米BrightEdgeの調査によると、世界のトップ200ブランドが運用するTwitterとFacebookの公式アカウントの中で、ブランド名での検索結果(Googleだと思われる)で上位20位以内に表示されたのは全体の3割に過ぎませんでした。
SEMリサーチによる国内企業を対象とした同様の調査でも、検索結果20位以内に表示されたブランドは27%しか存在しなかったとのことです。
また、16万回以上Facebookのいいね!を押されているブランドでも20位以内に表示されていないなど、ソーシャルメディア上の影響力と検索順位に相関性は見受けれられないようです。
つまり、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアのアカウントを作成して継続的に運用を続けたとしても、そのまま放っておいてはソーシャルメディアのサイト内以外にお客様と公式アカウントとの接点がほとんど存在しないということになります。
では、せっかく作ったアカウントをより多くのお客様に認知して頂くにはどうすればよいのでしょうか。
それには2通りの方法があると考えられます。
1.上質な外部リンクを獲得してSEO対策の効果を高める
→ソーシャルメディア内での影響力が順位に反映されないとなると、やはり通常のサイト同様に外部リンク獲得によるSEO対策が有効だと考えられます(もちろんアカウント名の最適化など内部の対策も必要となります)。日本企業で上位に表示されているのが無印良品やユニクロなど、企画のユニーク性が話題を集め、多くのブログで紹介されている企業であることからもその傾向が伺えます。
2.ソーシャルメディアの上位表示を諦める
→本末転倒なようですが、これも一つの方法だと考えられます。というのも、ブランド名・企業名で検索されるお客様が探しているサイトは大半がその公式サイトであると想定され、TwitterやFacebookのアカウントを探して検索する場合には「ブランド名 twitter」「ブランド名 facebook」などで検索します。これらのキーワードはより競合サイトが少なくなるため、自然と上位表示されやすくなります。よって、そもそもブランド名・企業名で検索した際にソーシャルメディアの公式アカウントが上位に表示されている必要性自体が少ないのではないか、とも考えられます。
もちろん、TwitterやFacebook目的で検索していないお客様にもアカウントを認知していただく必要がありますので、そういったお客様には公式サイト上からきちんとソーシャルメディアのアカウントを案内する施策を行うことも大切です。
どちらを採用するかは企業の戦略によっても変わってきます。ソーシャルメディアのアカウントを上位表示させられれば、公式サイトと合わせてブランド名での検索結果を半ば独占することも可能です。それでアクセス数が大幅に増加するということはありませんが、ブランディングとしては一定の効果が得られるでしょう。逆に、そこまで手間やコストを掛けられないという場合は、上位表示を諦めて他の誘導経路を確保するという方法もあります。
「ソーシャルメディアを開始したが中々効果が実感できない」という場合、まずは一度現在の検索結果状況や誘導経路を確認してみてはいかがでしょうか。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Web活用術 facebook, SEO, twitter, WEBマーケティング, ソーシャルメディア