数年前・・・
私の記憶によれば日本のアパレルブランドはこぞって「セカンドライン」を新たに立ち上げていました。
その頃は「ワンランク上」のちょっと格式高いセカンドラインを立ち上げるのが流行っていたように記憶しています。
そして今また「セカンドライン」が流行ってきているのですが、
どうやら今は状況が違うようで『リーズナブルな価格設定のセカンドライン』が流行っているようです。
その理由は大きく分けると二つあるように考えられます。
・高級ブランドのセカンドラインの売れ行きが好調
・「H&M」「FOREVER21」といったファストファッションの上陸
最近は、全般的に価格帯が下がってきているので「安くしなければ売れない」というような
風潮があるのかもしれません。
フリーズショップが「フリーズマート」を立ち上げたのは、みなさんの記憶にも新しいところでしょう。
驚くべきは「ドンキホーテ」から販売されている「TOKYO COVER GIRL」

これ、雑誌じゃありません。
商品パッケージです!!
3点商品が入って驚きの『3,890円!!!!ΣΣ(゚д゚lll)』
この金額で1コーディネート出来ちゃうっていうので、実際女子中高生を中心に売れてるらしいです。
さあ、ここまで読むと
『ウチも安いの出さなきゃな!!リーズナブルなセカンドライン出してみるか!!(´=Д=`#A)』
なんて思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが。。。
あえて言わせていただきますと
『楽して儲かる方法なんてありませんよ・・・(-公- ; 』
たとえ、他社ブランドが上手くいってるからと言って同じことをすれば売り上げが上がるなんてことは
ありませんよ。
高級ブランドのセカンドラインは何で売れるかといえば、ブランディングというゆるぎない軸があり、
あこがれの存在であるからこそブランドの軸をそのままにリーズナブルな設定のセカンドラインが
受け入れられるんです。
ドンキホーテは元々がディスカウントショップだから、そもそも安いのはあたりまえじゃなきゃいけないんですよ。
安さの上で、「金額以上のメリット=トレンド感やおしゃれさ」を打ち出しているんです。
企画は専属のスタイリストがついて、企画からデザイン、制作から販売まで一貫して自社で行うことで
コストを削減しているそうです。
「流行っているから」という理由で片手間で出来るほど、ブランドの立ち上げっていうのは簡単なことではないと思います。
たとえ、流行が終わってもそのコンセプトをずっと「ブランドの個性」として生かしていかないといけないんです。
高級ブランドのセカンドラインも、ドンキホーテの商品も一過性の流行ではなくてスタンダードな商品としてこれからも続けていけるブランドです。
ですが、今流れに乗って同じようなものを作って3年後も変わらず売り上げを出していける自信がありますか?
途中で「やっぱりブランドコンセプト変えちゃおっか?!!(´=Д=`#A)』とならない自信がありますか?
自社のブランドをもっと大事にして頂きたいと思う今日このごろです。
ヨコイ 未分類 ブランディング
最近ぼんやり思う。
「もっと動画を面白く使えないものか。」と。
というのは、最近海外ファッションブランドのショートムービーを使用したコンテンツが増えてきている気がするから。
例えば・・・
『 Cartier 』
Cartier 「The Story of My Sparkling Life」
カルティエ 「トリニティ」が表現する女性のあり方をテーマにした、菊池凛子主演によるショートムービー。
そして「MSN」でも大々的に展開。
『 CHANEL 』
CHANEL N°5 The Film
監督はジャン=ピエール・ジュネ、主演はオドレイ・トトゥ、という「アメリ」コンビ
そしてまだまだ・・・
ニューヨークのメンズブランドデザイナー・アダム キメル(ADAM KIMMEL)の取り組みがなんか面白いです。アダム・キメル本人がディレクションしたショートフィルム。
Claremont HD
スーツでスケボーしちゃってます。(。-_-)ノ☆・゚::
しかも、なんか速えぇっっ。
で、同じくアダム・キメルですが、本人のサイトでも面白い試みをしています。
http://screentest.adamkimmel.com/
2009-10年秋冬コレクションのインスピレーションの元となっているジェラルド・マランガ(Gerard Malanga)の作品『スクリーンテスト(Screen Tests)』をフィーチャーした映像作品を公開しています。
注:『スクリーンテスト』とは・・・・・
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のアトリエ「ファクトリー」のメンバーだったジェラルド・マランガが、16ミリフィルムのカメラをファクトリー内に設置し、「ファクトリー」のメンバーやアトリエを訪れた人々を1964年から1966年まで記録し続けた作品。
あとは、2009年7月に日本に上陸するとウワサの「COMING SOON(カミングスーン)」
ここはショートフィルムをシーズンごとに制作し、発表しています。
第1章はロンドン、第2章のイタリア、第3章はベルギーのアントワープが舞台。
独特な雰囲気ですね。ちょっと不思議な感じがします。
国内の事例で言えば、他業種では販促ツールやコンテンツの一つとしてすでに動画を活用しているケースが多いと思いますけど、国内のアパレルブランドでそういうものはユニクロ意外にまだあまり見かけた記憶がないように思います。
カルティエとかシャネルみたいなのはスケールが大きいので難しいと思うんですが、
アダムキメルの事例は取り込みやすいと思うんですよね。
たとえば、カタログの撮影風景を動画でUPしてみるとか。
展示会風景を動画でUPしてみるとか。
コレクションを展開しているブランドだったら、展示会準備の裏側風景なんかを載せても面白いかもしれないです。
【関係ないけど気になるあれやこれ。】
カンヌ広告祭2009より
今年のカンヌ「メディア部門」で「Bronze」を受賞したカメラメーカー「NIKON」の
「THE SENSORY LIGHT BOX」というOOH事例。
(日刊・世界の広告クリエイティブさんのエントリ参照)
スゴイな、コレ。Σ( ̄ロ ̄lll)
ヨコイ WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース ブランディング
とはいえ、基本的にミーハーなのでちょっと気になったものがあればすぐに食いついていますが・・・。m(*- -*)m
改めて最近よく思うのは、
「人の行動の決定は『無意識レベル』で下される。」
という事です。
「メニューを選ぶ際にさんざん悩んだ挙句、口から出た言葉がなぜか全く別モノだったΣ( ̄ε ̄;|||・・・」
というアレです。
そんな感じで、無意識の間に自分の生活にジワジワと自然な形で入り込み、気がついたら生活の一部になっている。
尚且つ知人に口コミまでしている!!!
そういうのがブランディングというか、プロモーションとしては成功しているんだと思います。
そんなワケで、とあるブランドのプロモーションに知らず知らずのうちにどっぷりはまっていたことに最近気が付きました。
それは
Louis Vuitton
改めてルイヴィトンはセンスが良いというか、話題作りが上手いというか他とは違う「ブランドの品格」を感じます。
Pharrell Williams for Louis Vuitton – Blason Jewelry

ネタ的には去年の春夏モノなのですが、この動画はハマって口コミしてました。笑。
飛ぶ鳥を落とす勢いだったファレル・ウィリアムスの起用とヴィトンのラグジュアリー感がかなりツボだったようで。
なんといってもこの曲がいいです♪
Keith×Louis Vuitton
これは今年の春夏ですかね?
キース・リチャーズをキャンペーンに起用してました。以外性があってインパクトがありますね。
この写真がまた、雰囲気が有ってステキです♪
ちなみに、この写真のメイキングがYou Tubeで見れてしまうのが今風というか。ヴィトンはYou Tubeの活用もとても上手いですね。
Making of video Louis Vuitton Keith Richards
そして、今は何と言ってもコレですね。
MultiColor Spring Palette
村上隆氏とのコラボレーションです。
2003年に村上隆氏が作成したアニメーション「Superflat Monogram」の続編「Superflat First Love」をモバイルで公開中。
この「携帯でしか見れない」というやり方がまた上手い感じ。
ちなみに、モバイルサイトで『Superflat First Love』の待ち受けFlashが配布された際に即座にダウンロードしていたのは
私です。。。。携帯の着せかえツールががっつりヴィトンなのも私です。。。。
ああ、その都度口コミしましたね。(。´-д-)。o○
周りにお薦めしてましたよ。(。´-д-)。o○
ヴィトンの思うつぼですよ。(。´-д-)。o○
ヴィトンがそこまで好きってワケじゃないんですけどね?
ただね・・・きっとヴィトンの戦略に私が上手く組み込まれてしまってるんでしょう。(。´-д-)。o○
でも、商品そのものも含めてヴィトンが好きだって人は私の周り多いですね。
なんか、クリエイティブ系の男の人って好きな人が多いみたいです。イメージ戦略もさることながら、商品そのものの品質が確かなのが一番ポイント高いんでしょう。
【関係ないけど気になるあれやこれ。】
「おみくじゴハン」
悩んだとき、ボタンを押すと何を食べればいいのかメニューを勝手に決めてくれるサービス。
出てきたメニューをクリックすると、livedoorグルメに飛んでお店も検索してくれます。
なんだろう?コレ?(-д-`*)くだらないけど、なんだかウケる。
ヨコイ WEBマーケ&プロモ クロスメディア戦略, ブランディング
「裸で何が悪い!?」
夜の公園で叫んでいたあのアイドルも無事復帰したようです。
「人間だもの、空しい夜もあるよ。そもそも生まれた時はみんな裸じゃん!!」
そんな感じでしょうか。むしろ、あの事件が有って彼への好感度がUPした、という人もチラホラ。
そして、今日の本題。「目立つこと=ブランディングへの第一歩」
最近、ちょっと前では考えつかなかったようなインパクトのあるサービスを見かけるようになりました。
インパクトに強く残るような戦略を打ち出さなければ、差別化さえままならないということでしょうか。
例えば、フランスの老舗ジュエラー「モーブッサン(MAUBOUSSIN)」が銀座店で6月1日に始めたキャンペーンが反響を呼びましたね。当日は約2キロの行列ができ、現場は怒号も飛び交う混乱状態だったそうです・・・
誰もが驚いた『先着5000人に0.1カラットの「ダイヤモンド」を無料配布!』
この『モーブッサン』というブランドはグラン・サンクと表現される、パリ5大宝飾店の一つなのだとか。
一流ブランドのダイヤモンドが無料でもらえるとあっては、お客様が殺到するのも無理はありませんよね。
「モーブッサン」は、今年2月、銀座に旗艦店をオープン。ですが、この不況のあおりでジュエリー業界全体が低迷し、苦しい状況だったようです。この苦境をなんとかしたいということで、差別化戦略とダイヤの無料配布を思い立ったということ。
この無料配布は、ブランドの認知度を高め、新たな顧客を増やすのが狙いだったそうです。
効果は期待以上というか、この日を境に認知度は爆発的に上がったようです。
ただ、当日の悲喜こもごもの惨劇から「日本人のみっともない姿があらわに・・・」「日本のレベル落ちたな・・・」といったマイナスなコメントも多々あるようですが、それはモーブッサンへ向けられたものではないので、ブランド価値が落ちることはないでしょう。
「目立ちたいの~。」
アースマラソンに挑戦している間寛平さんの理由もそれでしたし、目立つことによって浮きあがってくるその人、ブランドの哲学や人柄というものがあると思います。
「目立つこと=それはブランディングであり、差別化の第一歩」
少し脇道にそれてみると思わぬ収穫があるかもしれません。
【関係ないけど気になるあれやこれ。】
東京・虎ノ門に「無料おかきカフェ」なるものがあるらしく、盛況らしいです。「あえて試食とは言わない戦略?」
上手いことやりますね。気になります・・・・・
【近ごろ都に流行るもの】無料おかきカフェ 世界初!?若者にも人気
ヨコイ Webトレンド・ニュース ブランディング
こんな思いをしたことはないでしょうか?
ファッション雑誌を見ると掲載されているそれぞれのブランドは、
ブランドというものをビジュアルで伝えるために見せ方やモデルなど非常に凝っていて
見る人を引き付けるために多くの工夫をなされています。
その雑誌を見たユーザーが共感、あるいは興味を持った場合、
次にユーザーがとる行動として考えられるのが、ホームページへの訪問です。
私自身の体験で、雑誌を見て興味を持ったブランドを検索すると
ホームページが出てこない(ヒットしない)場合が以外と多くあります。
またヒットしてもホームページが雑誌でのイメージとは大きく異なる場合が多々あります。
せっかく興味を持ってホームページに訪れたのに、デザイン性も悪く工夫のないホームページを見たら
興味もなくなってしまいます。
最近は上記のような事は少なくなってきましたが、まだ現実には有名ブランドでも
実態としてあります。
ホームページはブランドを伝える手段として雑誌とも親和性の高い効果的なツールです。
そういった意味でも一つの店舗を持つという認識のもと運用して頂きたいと心から願います。
増田智士 WEBマーケ&プロモ ブランディング