AR(拡張現実)の技術でカタログの見せ方が変わる(かも)
以前、2つの記事(「iPhoneアプリで拡張現実(AR)が可能に」、「iPhone向け拡張現実(AR)アプリ「セカイカメラ」公開」)でお伝えさせて頂いたAR(拡張現実)を、雑誌の紙面上で展開した事例がありましたのでご紹介させていただきます。

その雑誌は「COLORS」。ベネトンのコミュニケーション・リサーチ・センター「ファブリカ」が発行しています。この「COLORS」第76号では、「人」に焦点をあて、登場人物達のリアルなストーリーをおさめています。そして、この誌面上でAR(拡張現実)を活用し、更なる「登場人物のリアリティー」を表現しています。
具体的に内容としては、誌面上にQRコードのような二次元バーコードが印刷されていて、そのバーコードをPCのWEBカメラに写し込むと、誌面上に、登場人物に関係する動画が流れるようになっています。
と、文字だけでは掴みづらい内容ですので、よろしければ実際に動画をご覧ください。
(若干刺激的な内容ですのでご注意ください)
動画「Colors #76 Teenagers」
いかがでしょうか。ご覧になった方には「誌面上に動画が流れる」の意味がお分かりいただけたかと思います。現時点では話題性が先行しているこの技術ですが、あと少しすれば実用化され、私達の生活に入り込んでくることでしょう。
そして、個人的にはこのAR(拡張現実)の力を最大限に発揮できる媒体のひとつが、カタログ系の雑誌ではないかと考えています。
これまでファッション系のカタログ雑誌では、スペースの問題から一商品あたりの写真数が限られており、すべての商品の背面までは載せきれていませんでした。(もちろんWEBとの連動をし、カタログからQRコードや商品コードなどを通してWEBサイトに行き、そこで商品の詳細をチェックし、そのまま購入に至るという流れは既に存在していますが)
そのスペースの問題をすべて解決してしまい、更に紙媒体では実現不可能な「動画」をも表現してしまうのがこのAR(拡張現実)の技術なのです。
ユーザーはカタログを眺め、気になる商品があればAR用の二次元バーコードを携帯で読み取ります。すると、そこに商品を着用したモデル(もしくはマネキン)の動画が流れ、商品の全体像や詳細、着用時の動きなどをチェックすることができるようになります。
もちろんすべての商品分の動画を用意するとなると、それもまた難しい問題かとは思いますが、少なくとも売りに繋げたいアイテムなどはこのような手法によってより訴求力を高めることができるのではないでしょうか。
もちろん活用方法はこれだけでなく、無数に存在するでしょう。
あなたならこの技術、どのように活用しますか?