
業界的にEC売り上げ比率(EC化率)は3%程度と言われております。まだまだ全社売上から考えますと低い数値ですが、
弊社の取引先では全社売上の10%がEC売上。利益貢献は20%以上という事例が増えてきております。
ECというのは店舗を持たないため利益率が高く、利益貢献は非常にインパクトがあります。
そういう意味でもECというのは力を入れていくべきでしょう。
さて、10%という数値まは普通に運営していてもそうそう達成できる数値ではありません。
しかしながら、いくつかポイントをしっかりと押さえれば、間違いなく達成できる数値でもあります。
ポイントを挙げていくとキリがないので今回は最も重要な3つをご紹介します。
- 売上を作るには売り上げるだけの型数と在庫を持つこと!
当然のことですが、商品がなければ商売になりません。1000万円/月、売り上げるのであれば2~3倍の在庫を手配することも視野に入れましょう。また、ECは在庫処分場ではありません。売れている商品を手配できるかどうかが重要なため商品手配をができる人をECチームに招きましょう。
- 顔が見えないからこそ接客が命!
店頭で接客はするのにECでは接客しないということはありえません。顔が見えないからこそ接客が重要なのです。単に商品画像を陳列するだけでなく、その商品の何がいいのか、どういうコーディネートが最適なのかEC上で提案できてますか?
- アクセス解析だけではダメ!売上分析もセットで。
最も失敗を招くことが小手先のアクセス解析です。直帰率や離脱率、アクセス数、コンバージョン・・・も重要ですが、それ以前に売上分析が重要です。何の商品がいつ売れて、機会損失はないか、人気アイテムは何かを見る必要があります。その上で初めてアクセスデータが有効的に活用できるでしょう。
簡単ではありますが、ポイントを挙げさせていただきました。
心得てほしいことはECは可能性があるだけに、やればやるだけ成果が出ます。
逆に中途半端な人員配置、中途半端な品揃え、中途半端な顧客対応では可能性は単なる可能性に終わってしまいます。
「やる」という覚悟とそれに見合う体制が整えば全社売上の10%と言わず、20%、30%と伸ばすことも可能でしょう。
増田智士 WEBマーケ&プロモ EC

おかげさまでECのサポートを数多く手伝わせていただき、多くの経験値とノウハウを蓄積できました。
弊社で抱えているお客様のEC売上を合計すると今年は200億円規模になりそうです!!
最近ではファッション界空前のECブームなのか、ECに関わる引き合いが多く、毎日のようにお客様の悩みをお聞きします。
どうしてもWEBで服を売るということを難しく考えてしまっていたり、逆になおざりに考えてしまったりと敬遠してしまいがちです。
弊社がお手伝いさせていただくときにまずお伝えすることは、「ECはリアル店舗と基本は同じ」ということです。
土地があって、その上に店舗が立ち、MDによる商品があり、それを陳列するためのVMDを考え、集客して、接客をし、アフターフォローをする。
まさしくこの流れと考え方は全く一緒です。
上記をWEBに例えますと、下記になります。
- 土地
検索エンジン対策による上位表示です。ブランド名で検索した歳に上位に来るのは当たり前ですが、ブランド名+商品名で検索したらいかがですか?「ブランド名+ワンピ」で検索したらワンピースの商品一覧ページが上位に表示されてますか?さらに言えばブランド名が関わらない、例えば「ファッション 通販」などのキーワードで上位表示できるかが潜在顧客へのアプローチのポイントになります。訪れてもらえる環境が整備されているか店舗で言う「土地」です。銀座の一等地に店を出すのか、富士山頂に店を出すのか、どっちを選択しますか?]
- 店舗
土地が確保できれば次は店舗設計をどうするかです。最初の骨組みに失敗すると、なかなか建て替えられないのはWEBでも一緒です。初期投資する分、何のカートシステムを使うのか、どういう戦略を軸に発展性を見込んでいくのか、将来を見据えた選択と決断はなかなか経験値がないと難しいものです。ここはプロに相談するもよし、弊社にご相談いただけると幸いです。
- MD
アパレル業界特有ではありますが、どこの会社も52週MDは独自の形で持っているかと思います。しかしながらECのMD表は?とお伺いするとほとんどないのが大多数でしょう。売上を上げていくには絶対に必要不可欠です。リアルの世界とはまた違うWEBならではのトレンド分析やマーケティング、MD計画は必ずやりましょう。ここがなければノウハウは貯まらず、いつまでたっても担当者の個人レベルに依存し、一喜一憂してしまうことでしょう。
- VMD
MD計画に基づき、商品が揃えばあとはその陳列です。WEBに置き換えるとそれがデザインです。どうしてもブランド様側のご要望を聞くと、ブランドを伝えたいあまりに買いにくくなってしまうケースが多々あります。例えばFLASHを多用したり、動きをつけたりと・・・。これでは店内に巨大なディスプレイを置いて、CMを流しているようなものです。あくまで店内はお買物しやすい環境でなければなりません。そのためのデザインやレイアウト、導線を考えブランディングとは切り分けて考える必要があります。
- 集客
WEBでの広告はごまんとありますが、それぞれ特徴があり、運用次第で大変費用対効果の優れたものがたくさんあります。
例えば、リスティング広告やアフィリエイトなんかは代表例ですが、これも運用の仕方で効果が天と地ほど違うので素人感覚でやってしまうと大失敗します。
- 接客
ECではどうしてもお客様の顔が見えませんので接客という概念を怠ってしまうケースが見受けられます。とある統計結果にお問い合わせの対応が遅かったり、返信がなかった際に今後買物をしないと答えた方が93%!!という結果もあるぐらい、ECではお客様対応は重要です。顔が見えないからこそお客様とのコミュニケーションが大切であり、成功しているECはここを確実に押さえてます。
- アフターフォロー
店頭ではDMを流したり、個別にメールしたり、時間外でのアフターフォローが売上につながることは常識です。同様にWEBでもメールを活用したり、ブログを活用したり、最近ではTwitterなどを活用して、お客様との情報配信とコミュニケーションが顧客様を喜ばせるコツです。
以上7つの考え方ができて、初めてECとして最低限の土台ができるわけです。
ひとつでも欠けてしまえば当然のことながら、売上は見込めません。
全ては掛け算です。
10×10×10=1000になりますがひとつでも欠けて0がついてしまうと、それは0にしかなりません。
まだまだ、ECをやる上でのコツはたくさんあります。
例えば店舗との兼ね合いは?在庫の持ち方は?物流は?
課題はありますが、ここを解決すると、ECだけでなく店頭との相互補完、相乗効果が大いに発揮され、全社としての飛躍の手段になります。
このあたりの成功方程式はまた直接お会いしたときにお話しましょう。
増田智士 WEBマーケ&プロモ, Web活用術 EC
本日は、次世代のオンラインショッピングを予感させるツールをご紹介します。
オンラインショッピングしながら、あたかもリアルなショップにいるような感覚で買い物が楽しめる「AR Shop」。

ECサイトは家に居ながらにして、買い物が出来る便利なものですが
「手に取って見れない」ことがネックだったりします。
ですが、このサービスではそれが解消されます!!
どういうことかと言うと・・・
詳細を見たい商品を選択します。↓

なんとドラッグして台座を回転できます!!↓

なお、他の視聴者にも回転が見えるそうです。(当方の2台のPCを利用し確認)。
興味のある方は是非おためしあれ。
AR Shop(beta)
詳細はこちらプレスリリース
今後は、よりウェブの世界がリアルになってくるのではないかなあ、と感じます。
リアルショップの商品を自宅に居ながらウィンドウショッピング。
これが出来たらオンラインショップの買い物がもっと楽しくなりそうな予感がします。
ヨコイ Webトレンド・ニュース EC, 拡張現実(AR)
2月9日、米Appleがオンライン店舗に関する特許を取得したようです。
Apple、アバターで買い物できるバーチャルストアの特許取得 – ITmedia News

この特許(米国特許7,660,749号)は2006年9月に出願されたもので、「オンラインストアでの訪問者の活動を表示する手法、システム、媒体」と題されている。オンラインストアを訪問している顧客が、アイコンやアバターなどの形でほかの顧客の活動を見られるようにする技術に関する特許だ。
どうしても「人(顧客・店員)の気配」が感じられず、どれだけ人気のあるサイトでもその盛り上がりが伝わり難くなってしまいがちなオンラインストアにおいて、顧客の姿や行動を可視化することでその問題をカバーしようという試みのようです。
たしかに自分がサイトに訪問した際に、他にもユーザーがアクセスしていることが分かり、他のユーザーがどのコーナー(商品カテゴリー)に集まっているのか、どんな商品を買っているのかなどが分かると、サイトや商品に対する安心感が得られ購買モチベーションが上がるような気がします。
もちろん現在でも顧客のアクセス状況を表示したり、レコメンドやレビュー等で自分以外のユーザーの存在を感じることは出来ますが、それがビジュアルで表現されればより一層効果は高まるでしょう。
また他にも店舗を3Dバーチャルで表現したり、顧客同士でコミュニケーションを取ることが可能ということで、例えばスタッフが常駐することでお客様への接客や質問(お問い合わせ)に対するリアルタイムな回答など、より実店舗に近い対応や表現がオンラインストア上で可能となり、結果として顧客経験価値の向上に繋がるツールになるかもしれません。
特にそういった「表現」や「見せ方(魅せ方)」という分野はAppleの専売特許ですので、まだ時期尚早ではありますが、今後の動向に注目していきたいと思います。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース EC, WEBツール, WEBマーケティング