
12月1日、Yahoo!とGoogleの検索順位がほぼ等しいものになり、翌2日、ヤフーの井上雅博社長から「Google検索技術の導入が1日に完了した」という旨の正式なコメント(時事通信)がありました。
実際、現在の検索結果はYahoo!とGoogleでほぼ同じ内容になっており、一部のキーワードでGoogleショッピングやGoogleプレイス、画像検索、Yahoo!オークションなど、各検索エンジンの独自コンテンツが含まれる以外に大きな違いはない状態になっています。
では、今回のYahoo!からGoogleへの移行によってサイトにどのような影響が発生するのでしょうか。
当然、最大の影響はYahoo!の順位がGoogleのものへと変わることによるサイトへのアクセス数の変動でしょう。アパレル業界に限定すれば、Yahoo!からのセッション数(アクセス数)はGoogleからのセッション数の約1.5~2.5倍程度(レディース系ブランドの方がYahoo!の比率が高まる傾向にあります)あるため、その順位が変動することはサイトへのアクセス数に大きな影響を及ぼします。
移行前の順位状況で「Googleの方が良かった」という場合は今回の移行がメリットとなり、逆に「Yahoo!の方が良かった」という場合はGoogleの順位に引っ張られる形でデメリットとなってしまっているでしょう。
また、Googleはエイジングフィルタと呼ばれる、新規ドメインのサイトに対して平均4ヶ月程度高い評価を与えないという仕様があるため、今後は今まで以上に新規サイトにとってはSEO的に不利な状況が生まれます。
さらに、今回の移行とは別に、検索結果に表示される同一サイト(ドメイン)のページ数の上限が、従来の2ページから4ページに拡大されるという仕様変更もあり、これも決して見過ごせない内容となっています。
これまでは「GUCCI」と検索した場合、検索結果に表示される”www.gucci.com”内のページは2ページでしたが、現在ではそれが4ページ表示されるようになっています。(「GUCCI」検索結果)

これにより、従来よりも”www.gucci.com”内のページの検索結果における占有率が増加し、同時に”www.gucci.com”へのアクセス数も増加していると予想され、反面その他のサイトへのアクセス数は減少していると考えられます。
同一サイト(ドメイン)のページが何ページ表示されるかは、検索キーワードとサイトの関連性の高さが主な要因となっており、上記のケースではキーワードの「GUCCI」と”www.gucci.com”の内容の関連性が高いと判断され、上限である4ページが表示されています。
つまり、ブランド名で検索した場合の検索結果では、ブランドサイトが3~4ページ表示される可能性が比較的高く、ブランド名で検索されたお客様がこれまで以上にブランドサイトに訪れるようになると考えられます。
実際、ブランドサイトとECサイトを運用していて、1~4位にブランドサイト、5位にECサイトが表示され、検索結果の1~5位までを自社サイトで独占するという事例も確認されています。
前述の検索エンジン移行とこの仕様変更により、11月後半~12月にかけて、検索からのセッション数が大幅に変動している可能性があります。それがプラスに働いたのか、マイナスに働いたのか、一度順位とアクセス数の状況を確認してみる必要があるでしょう。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース Google, SEO, Yahoo!
7月28日、Google公式ブログにおいて、Googleの検索エンジンをYahoo!JAPANに対して提供するという旨の発表がありました。元々アメリカのYahoo!と同様、MicrosoftのBingを採用すると思われていた矢先の出来事で、SEO業界関係者にとっては寝耳に水の発表でした。
かく言う当ブログも、この発表の1週間前に「2011年、Yahoo!の検索結果が大きく変わる!?」という、Yahoo!とbingの関係についての記事をリリースしてしまいました。
この件で混乱させてしまった方もいらっしゃるかと思います。申し訳ございませんでした。
その責任も含めて、今回は一段落してきた「Yahoo!・Google問題」についての情報をまとめたいと思います。

【なぜbingではなくGoogleを選択したの?】
そもそもYahoo!JAPANは、ソフトバンクと米国Yahoo!が株式の約30%を保有しており、米国Yahoo!の動向には左右されない状態にあります。なので、Yahoo!JAPANはBingを採用せず、別のパートナーと手を組む可能性もゼロではなく、確かにそのような話は「噂」のレベルではありました。
そのような状況下で今回Yahoo!JAPANがGoogleを採用した理由は、ヤフー株式会社の井上雅博社長によると「Bingは未知のものが多く、選択することができなかった」とのことで、日本国内で実績のないBing(特に日本語対応面で不安が残る)よりも既に十分実績のあるGoogle(日本語対応も優秀)を選択したのは、後々になって考えて見れば当然のことなのかもしれません。
【何が変わるの?】
まず、ビジュアル的な変化はほとんど無いと考えられます。一般ユーザーの大半は何も気付かないのではないでしょうか。一方、大きく変わると予想されるのは検索順位です。こちらは検索結果に表示されるページの元となるデータベースや、順位付けの仕組みそのものが変わるため、従来と全く異なる内容になると考えられます。
ただ、GoogleとYahoo!の検索順位が全く同じものになるわけではありません。既にYahoo!側から「提供は受けるのは基本技術のみで、独自の”味付け”を加えていく」という旨の発言があり、今後もGoogleとYahoo!はそれぞれ異なる検索結果を表示させていくと考えられます。特にYahoo!JAPANの主力コンテンツである知恵袋やオークション、ショッピングなどは今後も優遇されていくのではないでしょうか。
なお、今回の件により検索市場の実に90%をGoogleが独占することになります。これについて、早速米国マイクロソフトから独占禁止法違反の指摘を受けていますが、Yahoo!側は日本の公正取引委員会に問題がない旨を確認しているそうです。
【いつ変わるの?】
まだ全くわかりません。「できるだけ早く」という発言も出ていますが、それが年内なのか年明けなのかも明確ではありません。(色々と情報を集めている限り、年内説が若干多いですが・・・)
【SEO対策はどうなるの?】
新しいYahoo!JAPANがどのような検索エンジンになるかまだ完全には判明していない以上、現時点で今後の対策を考えることは難しいです。ただ、少なくとも現在のYahoo!は突然検索結果からページが削除される現象(ペナルティではなくシステム側の不具合で)が発生するなどの不具合があり、これらが解消されることは検索エンジン対策を行っていく上でも大きなメリットとなります。
また、たしかにテクニックとして多少はYahoo!寄り、Google寄りの手法が存在しますが、本質的な評価基準はどちらも同じ傾向にあるため、仮に新しいYahoo!JAPANの検索エンジンが限りなく今のGoogleに近いものになったとしても、現状の対策を大きく変える必要はないと考えられます。
Yahoo!の不具合を突いたブラックなSEO対策さえ行なっていなければ、好不調の波の激しいYahoo!よりも安定した成績を残せるGoogleの方が、最終的にはいい効果をもたらしてくれるでしょう。
今後も当ブログではYahoo!とGoogleの動向を調査し、情報の提供を行なって参ります。是非チェックして下さい。
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース bing, Google, SEO, Yahoo!
7月15日、米国Yahoo!は検索エンジンの裏側に存在する順位決定システムを、8月~9月にMicrosoftのBingへと切り替えることを発表しました。これにより、米国Yahoo!の検索結果は従来のYST (Yahoo! Search Technology = Yahoo!の順位決定システム)が決める順位からBingによるものへと変更されることになり、検索順位の大幅な変動が予想されます。

当然、この流れは日本にもやってきますので、今後はYahoo!対策ならぬ、Bing対策が必須になるといえるでしょう。ただ、これはまだしばらく先の話で、そもそも日本語版Bingの中身はまだ前身のLive Searchと大差がないと言われており、本当の意味での日本語版Bingは未完成な状態にあるといえます。そのような状況で日本最大の検索シェアを占める日本版Yahoo!の検索順位をBingに置き換えるということは考え難く、日本版Yahoo!へのBing導入はまだ先のことで、2011年に入ってからになるかもしれません。
上記の通り、現状では「Bingへの移行時期が未確定」「Bing日本語版が未完成」という状況ですので、今からBing対策を始めるのは勇み足ですが、少なくともあと半年の内には何らかのアナウンスや動きがあるかと思いますので、Yahoo!とBingの動向には常に注意をしていく必要があるでしょう。
なお、アパレルウェブではYahoo!とBingの動きはもちろんGoogleのことも忘れずに調査をして、アパレル業界のクライアント様に最適なSEO対策をご提供しております。SEO対策に興味がありましたら是非下記ページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせ下さい。
http://www.apparel-marketing.com/service/seo.html
栗山 芳季 WEBマーケ&プロモ, Webトレンド・ニュース, アパレルウェブ bing, SEO, SEO対策, Yahoo!, 検索エンジン
ホームページをリニューアルして、今まで以上にユーザー目線にそったサイトを目指す!
というのが、サイトリニューアルの基本。
ですが、Yahoo!では、逆の現象がおこってしまったようです。

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT27000031032008
「Yahoo! JAPANはメニューの分かりやすさや全体の使い勝手への評価を表すユーザビリティー指数が前回調査に比べ29.6ポイント低下、その結果、総合指標であるサイトブランド指数も11.6ポイント下がった。」
というのが記事の内容でした。
私たちも様々な企業にむけてサイトのリニューアルをご提案していますが、この記事を見て思うのは
「エンドユーザーの視点にたった提案を常にできているか??」ということ。
『企業が求めているサイト = ユーザーの求めているサイト』 では決して無いのですね。
私たちも「お客さま(企業)に喜ばれるサイト」ではなく「エンドユーザーに喜ばれるサイト」を目指していかねければ、、、と改めて思いました。
<<アパレルウェブ 制作事例>>
http://www.apparel-marketing.com/record/
<<アパレルウェブ ウェブマーケティング&サービス>>
http://www.apparel-marketing.com/service/web_consulting.html
中村 律子 Webトレンド・ニュース Yahoo!