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人間の深層心理が分かってしまう!? ニューロマーケティングの使用法

2014.11.27

人間の深層心理が分かってしまう!? ニューロマーケティングの使用法

「O2Oイノベーションラボ(http://o2o.abeja.asia/)の記事を転載しています。」

脳科学は、遥か昔には戦争で使用され洗脳の道具にされ、サブリミナル広告にも活用されているような危険な学問と認識されていた。そのため、ビジネスでの活用は軽視されていた。
しかし、そのような中2004年頃から注目を集めているのがニューロマーケティングである。
ニューロマーケティングは、商品設計やサービスのデザイン性や顧客が感じる品質を可視化したり、アンケートでは明らかにされない心の機微や、商材の意外な魅力を引き出すヒントを与えてくれる。今回は、消費者の深層心理に迫るニューロマーケティングの概要と事例、そしてその重要性について紹介する。
Neuromarketing

消費者の脳の反応を計測するニューロマーケティング

ニューロマーケティングとは、脳科学の立場から消費者の脳の反応を脳波で計測することで消費者心理や行動の仕組みを解明し、マーケティングに応用しようとする試みである。神経マーケティングとも呼ばれている。アンケートやインタビューといった従来からのリサーチ手法では捉えきれない人の無意識から生じる行動原理を、脳の活動から明らかにし、商品開発や広告宣伝などのマーケティング活動に役立てようというアプローチのことである。通常、消費者の意思決定プロセスは、アンケート調査のように認識可能で、言葉で表現できる情報でしか捉えられていなかった。消費者の感情の変化などの無意識下の決定プロセスについて、人は正確に語ることが出来なかったのだ。
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ニューロマーケティングが顧客の深層心理に迫る

「現代のマーケティングはどれだけ顧客の深層心理に迫れるかが勝負です。マーケティング部門は数字をいじり回しているだけでは存在価値がありません」
これは、マーケティングの神様である、フィリップ・コトラー博士が語った言葉である。人間の情緒、理念が商品選択に大きな影響を与え、数値では表せない領域がマーケティングにとってどれほど重要なことかは、マーケティング担当者でなくても痛いほどわかっている。コトラー博士をはじめ、多くのマーケティングの巨人らがいまだに、言葉で表現できない人間の感情や心理把握をマーケティングの重要なテーマであると言い続けるのには理由がある。それほどまでに、ビジネスで人間の深層心理を可視化することができず、それを活用するのは極めて難しいのだ。
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ニューロマーケティングの活用事例

MBC総合研究所によると、ニューロマーケティングの実験で、安物のワインでも高級ワインだと教えられて飲むと、安いワインだと教えられて飲む時より、脳の前頭葉が活発化したという。これは、高級ワインはおいしいとの無意識の思い込みが影響していると考えられる。つまり、ニューロマーケティングは、消費者の潜在能力への影響度合いを事前に知ることが可能である。従って、脳の働きを定量化できれば広告の効果の向上が大いに期待できるのだ。
例えば、スニッカーズは「お腹がすいたらスニッカーズ」というキャッチフレーズで有名だが、「空腹感の解消」をしたくなった時に「スニッカーズ」を想起させることに成功した事例と言える。「お腹がすいたからスニッカーズでも食べようかな」と消費者に思わせることに成功している。
ここで重要となるのは、日常における何気ないことから商品を想起させているという点である。私たちの何気ない生活の中でも、無意識のうちにニューロマーケティングは活用されているのかもしれない。
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グローバルな視点に不可欠なニューロマーケティング

脳科学とマーケティングの融合には、国や文化、そして言語を超えて消費者の感情を考慮したマーケティングソリューションの需要が不可欠である。日本企業が、人間の深層心理を考えずして、国内需要だけを考えて、同じ言語・文化・生活習慣を共有している顧客を相手にしている限り、マーケティングに変革は起きないであろう。一方で、グローバルに活躍する企業は、人種・国籍が異なる世界中の人々を相手にどうしたら一様に満足させることかできるのか、という野望に向かってイノベーションを実現している。つまり、これは人間の本質に迫る必要があるのだ。グローバルでの人間探究において、ニューロマーケティングはまさにその「示唆」を与えてくれるだろう。
▼参照
マーケティングの新潮流「ニューロマーケティング」

「O2Oイノベーションラボ(http://o2o.abeja.asia/)の記事を転載しています。」
O2Oイノベーションラボ
国内外の最先端「O2O」・「オムニチャネル」「IoT」に関するマーケティング事例のデータベースメディア
サイトURL
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