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ファッションアプリ「WEAR」の国内版と海外版を比較する

2015.3.6

ファッションアプリ「WEAR」の国内版と海外版を比較する

「O2Oイノベーションラボ(http://o2o.abeja.asia/)の記事を転載しています。」

国内有数のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイ(以下、スタートトゥデイ)。同社の提供するファッションコーディネートアプリ「WEAR」は、次々と海外展開を進めており、1月26日には中国へも進出した。同アプリは、アパレルブランドにとってどのような用途があるのだろうか、今回は「WEAR」の海外展開戦略に迫りたい。

急成長する「WEAR」1年で400万ダウンロードを突破

引用:WEAR

「WEAR」とは、好きな条件を入力してお気に入りのコーディネートを検索できる「コーディネートレシピ」機能や、購入した服や手持ちの服を登録し、整理できる「マイクローゼット」機能など、多数のファッションサービス機能を備えたアプリだ。Fashionsnap.comによれば、2013年10月にサービス提供を開始し、たった1年で、国内外のダウンロード件数は合計400万件を突破した。また、スタートアップトゥデイが発表した2014年4月時点の決算報告では、「WEAR」アプリのリリース後、同アプリ経由のZOZOTOWNと他社ECサイトの推定値を合わせたECサイト売り上げは、3ヶ月で約2倍の2億円にまで達したとという。

「WEAR」が海外展開を強化、中国で世界26カ国目

「WEAR」は国内だけでなく、台湾や韓国といった東アジアから、イギリスやフランスなどの欧州諸国まで、世界各地でサービスを拡大させている。そして、1月26日に発表された中国大陸への展開で、世界26カ国目となった。中国展開の背景としては、中国国内でのSNS・スマホ利用者数の増加や、東アジア(台湾・韓国)での同アプリの好調があったようだ。

海外版「WEAR」と日本版「WEAR」を比較

次々と海外展開を進める「WEAR」だが、ショップにとってはどんな価値があるのだろうか。今回は、海外版の「WEAR」アプリがどのような機能を備えているかを検証すべく、「WEAR」が海外展開している国の1つであるイギリスに在住の方に協力を依頼した。そして、実際にアプリを利用してもらうことで、海外版「WEAR」と日本版「WEAR」の比較調査を行った。

海外と日本のコンテンツは同じなのか?


画像左が日本版「WEAR」で、画像右がイギリス版「WEAR」である。日本版、イギリス版共にコンテンツは変わらず、ユーザーのコーディネートを閲覧することができる。また、日本版、イギリス版ともに、現地のユーザーのコーディネートだけでなく、海外のユーザーのものも閲覧可能だ。

海外発送、商品の購入は可能なのか?

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同じく画像左が日本版「WEAR」で、画像右がイギリス版「WEAR」である。気に入ったアイテムがあれば、直接ECサイトに接続し、商品を購入する事ができる。現在イギリス版「WEAR」では、購入できるアイテムに限りがある。

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「WEAR」から繋がるECサイトの種類は豊富である。イギリス版「WEAR」では、現地のECサイトに接続されるアイテムもあれば、ZOZOTOWNのように、日本のECサイトに接続されるものもある。しかしZOZOTOWNの場合、住所入力画面では、イギリスの住所を打ち込むことはできず、海外発送はできないようだ。また、サイト内が日本語表記のため、 イギリス人ユーザーのECサイト利用に繋がる可能性は、現段階では低い。 比較調査の結果、「WEAR」日本版と海外版には以下の違いがある事が分かった。 ①「コーディネートレシピ」機能を始めとしたアプリ自体の提供コンテンツは同じ。 ②海外発送を取り扱うECサイトに対応した商品であれば、海外からの購入も可能。ただし、送料の高さやECサイトの言語対応面での課題は残される。

「WEAR」を通じて、ショップは容易な海外アピールが可能に

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「WEAR」は、国内アパレルショップから海外顧客に対し商品PRとして、活用が見込まれるとの声がある。2014年7月の経済産業省の資料によれば、多くの日本企業が海外進出を志向しているものの、7割以上の企業では海外売上高10%未満と、海外進出がうまくいっていないという現状がある。
また、同資料では、主要各国のファッションEC化率の上昇傾向を背景に、日本企業海外進出策の1つとして、ECを活用したビジネスモデルを提案しているが、そのためには世界での日本ブランドの認知度を高める必要があることが課題としている。だとすれば、「WEAR」を通じて商品PRを行いブランドの認知度を高め、購買へ繋げる事が出来るようになれば、同アプリは海外進出を目指す日本のアパレル企業にとって大きな価値がある。 積極的に海外展開を進める「WEAR」の動向からすると、まずは各国で「WEAR」を普及させ、利用者を獲得した上で、サービスの拡充を目指していくと考えられる。「WEAR」はサービス開始から、まだ1年を過ぎたばかり。これからの動きに注目だ。

▼参照
ZOZOTOWN、WEAR経由の売上が月間1億円を突破 200万人が利用 ー 人気の理由は?
「ZOZOTOWN」「WEAR」月間アクティブユーザー数2,000万人を突破
ファッションコーディネートアプリ「WEAR」を中国で展開開始、スタートトゥデイ
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「O2Oイノベーションラボ(http://o2o.abeja.asia/)より転載。」

O2Oイノベーションラボ

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